ソニー独自の技術で進化した「IMX992」を搭載し、業界最高解像度※のイメージセンサで実現する高精細な産業用ハイパースペクトルカメラです。2560画素のラインにて、可視領域である450nmから近赤外領域の1700nmまでの波長を分光し、1680バンドのスペクトル情報として取得します。 対象物の成分分析・識別ができ、可視光だけでは見ることのできなかった対象物を非破壊・非接触で測定や検査をすることが可能です。
※化合物半導体のInGaAs(インジウム・ガリウム・ヒ素)を用いた産業用のSWIRイメージセンサーにおいて、ソニー社調べ(2023年11月現在)
「AHS-052VIR」の主な対象分野
◎リサイクルのための廃プラスチック選別
◎シリコンウェハーの貼り合わせ工程や欠陥検査
◎成分分析や異物混入等の検査
◎青果糖度・タンパク質・水分・フィルムパッケージ検査
◎物質が最も吸収、発散する近赤領域の波長帯の調査等
型 番 | AHS-052VIR |
撮像素子 |
ソニー社製 IMX992 2560(空間)×2048(分光) 画素サイズ:3.45μm×3.45μm |
波長分解能 | 4.66nm |
検出波長帯 | 450nm〜1700nm |
インターフェース | 10Gigabit Ethernet(10GBASE-T) |
シャッター | Global shutter system |
ラインレート | 120.8(Full)/378.23(600Line)/2939.89(4Line) |
露光時間 |
8Bit:4μsec-10msec(設定可能範囲:4μsec-9.99sec) 10Bit:4μsec-10msec(設定可能範囲:4μsec-9.99sec) 12Bit:7μsec-10msec(設定可能範囲:7μsec-9.99sec) |
ゲイン | 0dB〜+12dB |
異なった光の波長帯(バンド)の組み合わせが、分光スペクトルとなります。複数バンドの画像が取得できるカメラを「スペクトルカメラ」と呼びます。
たとえば、一般的なカラーカメラであれば、RGBという3つの波長帯(バンド)を言います。ハイパースペクトルカメラの場合は、数十以上の波長帯(バンド)を取得できます。
ハイパースペクトルカメラでは、XY座標の二次元空間情報と波長軸のデータ(ハイパースペクトル情報)を同時に取得できるため、対象物の成分分析・識別が可能となります。
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